河角 里奈
練馬教会の皆さん、お元気ですか? お久しぶりです。
里奈です。私は、雪がちらつくカナダ、ノバ・スコシア州で元気にしています。
今回、広報委員の仲村姉から声をかけて頂き、教会ニュースに私の近況報告を書かせて頂くことになりました。
この貴重な機会を本当に感謝します。
この前置きを呼んでいる方の中にも河角里奈って誰だ?という方もいらっしゃると思うので、
簡単に私が練馬教会に行くようになった経緯なども含め今回は自己紹介をさせて頂きます。
東京都生まれ、小学校5年の夏に所沢から、練馬に引っ越してきました。
小学生の時に近所のお姉さんのセーラー服姿をみて、「私もセーラー服を着たい!」という憧れから中学受験を決意。
受験勉強が上手くいかず、自分に嫌気がさし、両親に多大な迷惑をかけ、志望校に受からず入学した女子聖学院で、
様々な先生や友達との出会いが与えられ、この導きが今の私を作ってくれました。
何をやっても自分は駄目だ。と投げなりな気持ちのまま臨んだ入学式。
「私はブドウの木で、あなたがたは枝です」。(ヨハネの福音書15章5節)の聖書箇所と、
「皆さんは、神様の計画によってここに集められました」というメッセージを訳の分からぬまま聞いていました。
そんな私にも英語だけは頑張りたいという目標がありました。
幼いころにインドネシアに単身赴任をしていた父の影響で、英語やインドネシア語を巧みに操る父に憧れていました。
必至に英語の勉強を始めた私に神様は英語を通して色々な人との出会いを与えてくれました。
中学時代お世話になった英語の先生、中学二年の時に練馬教会に来て下さったエリソン宣教師夫妻、グレース。
彼らの行いを通して神様の愛をまぢかに見、感じました。
高校二年、神様は私に交換留学という志を与えてくれました。
期待に胸を膨らまし導かれたアイダホ州ボイシ-で、私を待っていたのは孤独でした。
友達が出来ず、ホストファミリーとも馬が合わず、留学先の教会で練馬教会で歌った讃美歌が流れると涙があふれました。
今まで周りの人が私にしてくれていた事は何一つ当たり前ではなかった。と痛感しました。
しかし、自分にとって大変と思うことが多かったからこそ、神様の愛や導きを以前より強く求め、感じることが多かったです。
帰国後、洗礼受けないの?と聞かれる事が多くなりましたが「なぜ神様が私の人生に必要なのか?」が分かりませんでした。
間もなくし、母方の祖父母を相次いで亡くしました。
約30年も前に日本に来て私の母方の祖父母と母に出会って以後、文通をしていたドイツ人のクリスチャンの家族が彼らの教会で、
一年に一度、その年に亡くなった人たちを覚えて行う特別な礼拝があるから、
私の祖父母たちの事も覚えたい、ドイツに来ないか?と、思っても見ない招待を受けました。
母と初めて行ったドイツで私は罪で横暴な自分に気が付かされます。
英語の分からない母にイラつき、神様、母への感謝を忘れた自分にハッとしました。
自分の欠点にイライラし、負のサイクルに陥った時、教会や学校で聞いたメッセージの意味が初めて頭で理解するのではなく心にすぅっと入ってきました。
神さまはこんな私でも愛してくれているということ、そして、人間は完璧ではないということ何より、
自分のこの罪の為に十字架にかけられたイエス様の十字架によってでしか、赦されないということです。
2013年8月25日、練馬教会で真田牧師より洗礼をして頂き、クリスチャンとして新たな人生が始まりました。
今はカナダの大学で社会学とドイツ語を専攻しています。
それでは、皆さん、Have a great week !