[us_page_title description=”1″ font_size=”1.8rem” inline=”1″]

棚瀬 典子

1981年、今の会堂が建てられた時、礼拝音楽と賛美のより一層の充実を目指すため、
いずれは会堂に相応しいオルガンを購入したいとの思いが教会に与えられました。
その後、皆さまのお祈りと多くの尊い捧げものにより、
ドイツのオルガン製作者ケーベル氏にこの会堂に合わせて、
礼拝だけでなくチャペルコンサート等にも用いられるように設計を依頼し、
1993年に設置されたのが練馬教会のパイプオルガンです。

オルガンが運ばれてきた日のことを覚えています。
平日に多くの教会員が集まり、オルガン技師ケンター氏の指導のもと、
横浜港からトラックで運ばれてきたパイプを1本、1本傷つけないように注意しながら皆で和室に並べました。

当時、オルガンを学ばれた宮本羊子姉以外、奏楽者にとってもパイプオルガンは未知の世界。
宝の持ち腐れにならないようにと早速、宮本姉によるオルガン講習会が始まりましたが、
すぐに宮本ご一家は渡米されることになり、武蔵野音楽大学の藤枝照久先生にご指導をお願いすることとなりました。
それから毎年6回、奇数月の聖日の午後に開催し、今日に至っています。
改めて長く続いていることに驚き、ご指導していただける機会が与えられていることを感謝いたします。

参加者は毎回4~5名。祈りに始まり祈りに終わります。
それぞれが練習してきた曲を30分位ずつご指導していただいています。
礼拝やランチタイムコンサートに相応しい音をストップ(音栓)の組み合わせで作り上げていきます。
自分では思いもつかなかった音と出会うこともあります。
弾き方、音の切り方やつなげ方もピアノとは異なり、他の姉妹方のレッスンを聴くことが大変良い勉強になります。
オルガンの椅子に座っていると自分の出している音は案外聴こえにくいものなのです。
講習会がなければおそらく自己流で終わっていたと思います。
この講習会を通して更なるオルガンの専門的な学びに道が開らかれた姉妹方もおられます。

これまでに奏楽者以外の方も聴講されました。オルガンに興味をお持ちの方は是非ご参加ください。
参加者一同、神さまからパイプオルガンが与えられていることを感謝し、神さまの賛美のために更に豊かに用いられることができるようにと願っております。

Menu